女性は、毎月、排卵と月経を繰り返していますが、これをコントロールしているのは、主に黄体ホルモンと卵胞ホルモンという2つの女性ホルモンです。それでは、なぜ女性の方が便秘になりやすいのでしょうか? それを紐解いていきましょう。さらに女性の場合、男性よりも筋力が弱い為に、胃や内臓が下垂している人が多く、大腸のぜんどう運動も弱いといえます。
平成8年に行われた事業所の健康診断での下痢、便秘、腹痛の自覚症状調査では、男性が18.8%、女性が27.2%です。さらにダイエットしている人が女性に多いのも要因の一つです。そのため、女性は黄体ホルモンの分泌が活発になる「排卵から月経までの時期」は、便秘になりやすいのです。
女性の方が便秘になりやすいことは、よくいわれていることです。このことは、厚生省の調査などでも明らかです。それに加えて、食事の量も一般的に男性に比べると少ないため、便の材料が少なくなりがちなことも便秘を引き起こす原因となります。
。また、病院に訪れる患者数の調査においても女性は、男性の2倍以上の患者がいるようです。このうち、黄体ホルモンには、大腸のぜんのう運動を抑制する作用があります。
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